時の経つのって、ほんとに早い
時の流れとはよくぞ言ったものだ
昨日午後2時すぎ、風もないのに扇風機にかけてあった
袋が小さくカサカサと音がした
あれ?またなにかビニール袋が滑り落ちてるのかな
でも違うな
ミーはベッドの上で眠っているし。。
寝不足で疲れた体はだいぶ回復しているから気のせい
ではない
いつも座っているPCの椅子から右斜めに見下ろすと
まばゆいばかりの真っ白いふわふわのシロの背中が
見えた
あ、間違いない、シロだ、様子を見に来てくれたんだね
ああして歩いて出て行ったんだね
ありがとうね、いつもいつも暗い雰囲気の我が家を
明るく照らし続けてくれて、本当に本当に感謝してるよ
言葉や文字ではうまく伝えられないけど
シロが空気のような存在だったってこと、今更ながら
思うな
失ってはじめてわかるその存在の大きさ
ミーはシロがいなくなってから、やっぱり元気が
なくなった
私もミーも顔を見つめ合わせては、ため息ばかり
ついていた
家族を送るのとはわけが違うんだなって痛感してる
シロは病気だったから最後まで使っていたものは
ほんとはお焚き上げしなくちゃいけないんだけど
悲しいかな、そんな場所は都会にはないから
お塩とお香で清めてゴミで出した=虚しさだけ残った
ペットロスとかいう言葉も今は心に響かない
初盆だからお寺へ行ってあげなくちゃいけないけど
ミーの具合もあまりよくないから、シロに断っておいた
って、あの子はよくわかっていると思うから・・・
シロが旅立ってから「お清めの雨」どころかあちこちで
記録的な豪雨の被害が猛威をふるった
シロのお陰で「終活」を始めることにしたわたくし
今更ながら、シロって誰のお遣いだったんだろうって
思うな
あの小さい体で大きなことを成すきっかけを作った子
休み明けには登録解除に区役所へ行ってこなければ。。
一人で留守番するミーが不憫なのと、寂しがる母の
ために来てもらったシロ
今まではシロがいてくれたから安心してたけどね
遺された者は、どんなに虚しくても辛くても
生きていかなければならない
その現実の厳しさに耐えながら立ち向かうんだ
虹の橋を渡ったんだろうか、きっと友達もできただろう
思う存分走り回って再会できるその日まで待ってて
くれる?シロ
シロの死期を悟ったであろう頃、二日くらいこうして
潜ってしまったミー