長かった一日

朝、そそくさと支度をしてシロを連れて動物病院へ

入り口ですれ違った飼い主さんが「歯石とりを始めた

ばかりで待ち時間が長くかかるかもしれません」と

「あ~、少しの間ですから」と軽く会釈して待合で待機

悩んでもしかたのないことだけれど、最悪の事態だけは

避けたいと祈るばかりだったが。。。

結果はやはりガン

腫瘍が大きすぎるから、と、高度医療センターを

勧められた

がっくりしながらも、先生にミーの爪切りをお願いして

一旦シロを連れ帰り、ミーを連れて行った

先生は病名を辞典からカラーコピーして説明して

くださった

薬で小さくしてから手術という選択肢もあるとのことで

そちらをとった

確かに最新技術でスタッフも多い専門病院もいいが

あんな小さい体で人間並みの治療には到底耐えられない

だろうと私は判断したので、どうしてもいやだった

ガンの治療は家族で経験済みだから、よくわかっている

つもりだ

うまくいけば切除してあとはずっと投薬だが、

放射線だの抗がん剤だので命を落とすのだけは避けたい

相手はがん細胞で本人が死ぬまで蝕む輩だからどうにも

ならない

今日もらってきた薬で腫瘍が小さくなれば希望は

出てくる

まだ一回飲ませただけだが、体中の赤みが薄くなり

疲れていたんだろうなぁ、すぐ眠ってしまった

飼い主と一緒で薬はよく効く体だから、

なんとか持ちこたえて欲しい・・

大きな賭けになるだろうが、今はただただ祈るしかない

 

201208291042000